お子さんの虫歯予防・歯周病予防は、赤ちゃんが産まれてくる前から始める事が重要であることがわかってきました。
すずき歯科・矯正歯科では、小児のお子さんの虫歯の歯科検診や虫歯予防を担う「小児歯科」に加え、産まれてくる赤ちゃんの虫歯予防、お母さんの健康のための「マタニティ期における歯科」も同じように大切であると考えております。
小児歯科
すずき歯科・矯正歯科の小児歯科が目指すところ
お口の健康を通して、お子さんの身体の健康を促してあげたい。
すずき歯科・矯正歯科は、開業から40年が経過し、当時0歳だったお子様も、今では40歳となり元気にすずき歯科・矯正歯科に通われています。すずき歯科・矯正歯科の歯科医師鈴木が、40年間の経験で実感したのは、「お父さんお母さんの健康の意識が、お子さんの健康に与える影響は大きい」ということでした。
こまめなすずき歯科・矯正歯科小児歯科での検診と、虫歯予防に関するアドバイスを受け、それらをフィードバックしたご家庭での虫歯予防習慣の実践の繰り返しは、お子さんの虫歯の発生抑制に寄与することが期待されます。
0歳から始める虫歯予防習慣を、すずき歯科・矯正歯科で行っていきましょう。
歯医者さんには何歳で連れて行くのがベストなの?
歯が1本でも生えたら連れてきてあげてください。生えたばかりの歯にフッ化物塗布を行う事で歯の表面組織「ハイドロキシアパタイト」が酸に強い「フルオロアパタイト」に変身します。酸は虫歯の原因のひとつですから、フッ化物塗布は虫歯予防に効果的と言えるでしょう。
鈴木歯科の保育士による無料託児
歯医者さんに通うのに、お子様をご実家のご家族にお願いしたり、有料託児を利用される方も多いのではないでしょうか。
すずき歯科・矯正歯科では、お母様とお子様が一緒に検診を受けられる体制を整えたいと考えております。(保育士が退職したため、令和6年4月現在託児は中止しております。)
すずき歯科・矯正歯科の無料託児をご利用の際は、事前にお電話での託児予約ください。
年齢別でみる小児歯科で大切なポイント
- 0歳〜未就学児
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初めてのお子さんの場合、赤ちゃんの歯の磨き方がわからない事も多いかと思われます。すずき歯科・矯正歯科小児歯科で、歯の磨き方や、虫歯予防のために何を行えばいいのかのアドバイスと、虫歯予防の3ヶ月おきのフッ化物塗布(希望者のみ・無料)を行います。乳歯が生え揃った頃に反対咬合など不正咬合などがある場合には、生活習慣指導や矯正治療の提案を行います。
- 小学生〜
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小学生になったら、自分で磨く練習を本格的に始める時期になります。磨き残しがある場合が多いので、すずき歯科・矯正歯科小児歯科で磨き残しのチェックを受け、引き続き3ヶ月おきの虫歯予防のフッ化物塗布(希望者のみ・無料)を行いましょう。奥歯の溝が深い場合には、シーラントを行い食べかすや汚れが挟まりにくい形に整えてあげる事が効果的です。
また、子供の歯が大人の歯に生え変わる時期でもありますので、すずき歯科・矯正歯科では、歯並びを注意深く観察し、反対咬合や不正咬合などが見つかれば、原因の究明と矯正治療の必要性の有無を調べていきます。
- 側方歯群交換期
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子供の前歯(乳前歯)大人の前歯が生え変わり、その後ろの歯が生え変わる時期を側方歯群交換期と呼びます。過蓋咬合などの不正咬合を治療する場合には、この時期が最適である場合もありますので、側方歯群交換期を迎える前に矯正治療の診断を行う事が大切です。IRPを用いた犬歯の唇側転位(八重歯)の防止のための咬合誘導もこの時期に行います。
- 中学生
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仕上げ磨きは継続しますが、中学生〜高校生になる頃にかけて、少しずつご両親による仕上げ磨きの回数を減らしていきます。まだまだ磨き残しが多い場合は、引き続きプラークコントロール(汚れがどれだけ綺麗に取れているか)のチェックとブラッシング指導、フッ化物塗布を行っていきます。
- 高校生
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高校生になる頃までには親御さんの仕上げ磨きがなくても一人前に磨けるようになりましょう。7番目の奥歯がしっかり生えきる頃まではフッ素塗布を続けていきます。高校生になると、お友達とお菓子や飴を学校帰りに食べたり勉強の合間に夜食やおやつを食べる機会が増えるため、虫歯リスクが高まります。
すずき歯科・矯正歯科小児歯科での虫歯チェックを定期的に受けるようにしましょう。
すずき歯科・矯正歯科小児歯科が行う内容
- お子さんのモチベーションアップ(大切!)
- 口腔衛生指導
- 歯ブラシ指導
- 仕上げ磨きのやり方のレクチャー
- 虫歯を予防するための知識のおはなし
- 親子と歯周病の関係性のおはなし
- フッ化物塗布(フッ化物応用)
- シーラント
- 咬合誘導
- IPR(InterProximal Reduction)
- 小児矯正相談・小児矯正治療
マタニティ期における歯科
すずき歯科・矯正歯科は、愛知県名古屋市の妊産婦歯科診査の協力歯科医療機関です。
お口のトラブルは赤ちゃんにも影響を与えることがあります。
お父さんやお母さん、またはご両親(祖父母)が虫歯や歯周病に罹患している場合、そのお口のトラブルはご自身だけでなく、生まれてくる赤ちゃんにも影響を与えることが少なくありません。
生まれてくる赤ちゃんの為にも、妊娠中はむし歯・歯周病の治療、定期的なお口のメンテナンスを受けるようにしてください。妊娠中の歯科健診は比較的安定している時期(妊娠中期)が最適です。
妊娠4~8週の治療は特に慎重に取り組み、12週までの処置は出来るだけ診査や治療計画、歯みがき指導まででとどめます。歯の痛みや歯ぐきの腫れなどの急性症状がある場合は応急処置を行い、本格的な治療は安定期に入ってから開始するようにしています。
妊娠中期は胎児が胎盤により安定し、通常の歯科治療をはじめ、レントゲン撮影や投薬も可能となる安定期と呼ばれる時期になります。胎児や母体への影響を考慮した上で、比較的に安定するこの時期にむし歯・歯周病などの治療に取り掛かるようにしています。
妊娠後期は早産などの危険を回避するために、処置は応急的なものまでにとどめます。また、お腹が大きくなることで仰向けでの受診も大変な時期になります。治療が必要な場合もこの時期は避けて、出産後に改めて治療を再開するようにしています。
すずき歯科・矯正歯科では女性歯科医師が常勤しております。男性歯科医師には聞きにくいことなど、お気軽にご相談ください。
女性歯科医師ご希望の患者さまは恐れ入りますが、ご予約の際にその旨をお伝えください。
妊産婦歯科検診
- 対象者:名古屋市に住所を有する妊娠中、または産後1年以内の方
- 検診費用:無料です(※妊産婦検診助成対象外の歯石除去、産後であればレントゲン検査も同日一緒に行うことが可能です)
- 予約方法:すずき歯科・矯正歯科受付までお電話または、24時間WEB予約のボタンから予約
- 持ち物:母子健康手帳、母子健康手帳別冊(母と子のために)内「妊産婦歯科診査受診票」をご持参ください。
妊娠時によく起こるお口のトラブル
こんな症状はありませんか?
- 歯茎の腫れや出血
- つわりで歯が磨けない
- 歯や歯ぐきが痛い
- 冷たいものがしみる
- 口の中が乾く
- 甘いものが食べたくなる
- 酸っぱいものが食べたくなる
- 親知らずが腫れた・痛い
トラブルの原因と対策を、歯科医師に相談しましょう。
妊娠中は、ホルモンバランスが崩れやすく、偏食傾向が出たり、歯周病になりやすく進行もしやすい傾向にあります。
歯周病の妊婦さんは、早産だけでなく低体重児出産のリスクが6.6倍高いという報告もあります。(報告によっては7.5倍のものもあります)
CPI=3 (4 mm以上の歯周ポケットを有する)の妊婦はそうでない妊婦に比べて低体重児を出産する確率が6.6倍も高いことが明らかとなり,歯周病と低体重児出産が関連していることを示す結果が得られた。
妊娠期の歯周状態と低体重児出産のリスクに関する観察研究 口腔衛生会誌 J Dent Hlth 66: 322–327, 2016
お母さんだけでなく、生まれてくる赤ちゃんのためにも、歯科の受診をおすすめいたします。
すずき歯科・矯正歯科は、愛知県名古屋市の妊産婦歯科診査の協力歯科医療機関です。
妊娠中の歯科治療について
ご予約の際や受付時に、「妊娠中である」旨をお伝えください。
レントゲン
原則、撮影はしないようにしております。緊急時のみ、虫歯の進行度合いを調べるために、小さなレントゲン撮影が必要な場合があります。その際も、防護エプロンを着用し、お腹の赤ちゃんに影響がないようにします。
痛み止め・抗生物質
極力、妊婦さんに処方致しませんが、妊娠中でも服用可能な痛み止めや腫れ止めはございます。
歯科治療全般
出産後の歯科治療を推奨しております。
歯周病と低体重児出産
なかでも、歯周病にかかっている人はそうでない人と比べ早産のリスクが7倍近く高いことが明らかになってきました。
歯周病を治すことはもちろん、赤ちゃんの為にも歯周炎にならないようにプロによる定期的な口腔ケアを行うことが大切です。そして正しい歯磨きのポイントを習得し、予防していきましょう。
妊娠中の歯茎からの出血
妊娠中の女性ホルモンの上昇を受け、歯周病菌の1つであるPrevotella intermediaが増殖し、Prevotella intermediaはわずかな歯垢(プラーク)にも過敏に反応し歯肉炎を誘発します。
これを妊娠性歯肉炎と呼び、治療法は除石やPMTCなどのプロによる口腔清掃状態の改善と適切なブラッシング法を行うことです。
すずき歯科・矯正歯科では、妊娠性歯肉炎に対するケアも行なっております。
ママができるお子さんの虫歯予防
母親にむし歯がある子どもはそうでない子どもに比べ、2歳児の時点でむし歯になっていることが圧倒的に高いことがわかっています。
これは、お母さん自身の生活習慣の影響を受けやすいということを示しています。ご自身が甘いものやジュースが大好きで、歯みがきもおさぼり気味では、新しい家族を迎える習慣としては良くないですね。
将来、お子様のお口にむし歯をうつさないよう、今のうちから予防・治療に取り組みましょう。
哺乳瓶う蝕
お菓子だけでなく、赤ちゃんに与えるミルクでも虫歯になります。
哺乳瓶使用期間中にできる虫歯のことを「哺乳瓶う蝕」といい、寝る前や寝ながらの授乳や哺乳瓶に清涼飲料水やオレンジジュースなどを入れて与える事により発生しやすい傾向にあります。
これは飲み物に含まれる「糖分」が原因で、虫歯のばい菌がそれを食べ代謝産物として酸を出す結果、歯が溶け虫歯になってしまうというものです。
子供の歯は生え変わりますが、幼少期の乳歯に虫歯ができてしまうことで、大人の歯(永久歯)の成長が不完全になる可能性がありますので、お子様が小さい時から糖質のコントロールには気をつけたいですね。
ただ、赤ちゃんの時期は寝ぐずりや夜泣きがあることも多く、お父さんお母さんにそこまで余裕がなく頑張れない場合もありますから、あまり神経質になり過ぎないことも大事です。
また、離乳の時期を逃してしまったお子様も哺乳瓶う蝕になりやすい傾向があります。
離乳の時期
離乳の時期は12ヶ月〜18ヶ月頃であり、理想的な卒乳は1歳半頃です。
お子さんの状況や家庭環境によっても個人差はありますが、卒乳の時期を逃して哺乳瓶を長期的に使用することで哺乳瓶う蝕の発生リスクは高くなります。
うまく卒乳できない場合は、お子様のペースに合わせながら少しずつ離乳を行い、足りない部分を母乳やミルクで補いつつ、卒乳へと導いてあげると良いでしょう。
産後のうつについて
出産後にホルモンバランスや自律神経が崩れ、一時的なうつ状態に陥ることがあります。厚生労働省の調査では現代の出産後の女性の約1割が産後うつになっているとの報告があります。
すずき歯科・矯正歯科では、妊娠中・産後のママのつらさを少しでも軽減するためにS-BT療法や良眠プレートを使っての治療を行っております。
これらの噛み合わせ療法は、自律神経の不調をもとの正常な状態へと矯正する効果が期待できます。
妊娠中に起こりうる問題
1 つわり(悪阻)
妊娠初期に気持ちが悪くなり吐いてしまう・食欲が落ちる・食の好みが変わることなどを「つわり」と呼びます。つわりの症状が悪化して水分補給が出来なくて体重が極端に落ち日常生活が送れない状態のことを「妊娠悪阻」と呼びます。
2 妊娠性高血圧症候群(妊娠中毒症)
主な症状は血圧上昇とたんぱく尿で、妊娠20週〜出産後1週間の間に多く、妊婦の方の約5%にみられます。原因は不明ですが、初産婦、多胎妊娠、前回でも同症状があった人、もともと高血圧の既往があった人によくみられます。
3 妊娠性糖尿病
妊婦の約12%が発症する糖尿病で、原因の多くは妊娠後期に血糖値が高くなるのにインスリンの生産が追いつかないことによるものですが、発症に気づかず治療せず放置していると母子ともに健康上のリスクが高まるもので、胎児が死亡する恐れもある注意が必要なものの一つです。自覚症状がないことも恐ろしいことです。
妊娠性糖尿病のリスクの高い人は、・家族に糖尿病の人がいる・妊婦自身が巨大児で生まれてきた・妊娠前から肥満・過去に巨大児の出産経験あり・胎児の発育が標準に比べて大きすぎる・35歳以上の妊婦がおこりやすいと言われています。
妊娠中は歯だけではなく体全体にも変化が起きやすい時期です。自らの健康とこどもを守るため、定期的な妊婦検診に行きましょう。
小児歯科・マタニティでよくある質問
- 妊娠中なのですが、妊産婦歯科検診でレントゲン写真は撮りますか?
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妊娠中の方は、産後にレントゲン検査を受けていただくようにご案内しております。
- 妊娠何ヶ月で妊産婦歯科検診を予約すればいいですか?
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安定期と言われる5〜7ヶ月の間の受診をお勧めしております。
- 妊娠中に虫歯治療はできますか?
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基本的には産後の治療をご案内しておりますが、必要性があると判断した場合はその限りではありません。
- 妊娠中に歯茎が腫れているのですが、どうすれば良いですか?
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まずは腫れている原因を特定するために、歯科を受診してください。
- 妊娠中の虫歯予防でできることはありますか?
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妊娠中はつわりがひどく、生活習慣が乱れがちです。基本は歯ブラシと生活習慣が大切ですが、歯ブラシができない場合でも、フッ化物配合歯磨剤を用いて脱灰を遅らせることが有効と考えます。
- 妊娠中ですが、歯ブラシで血が出ます。異常ですか?
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ホルモンバランスが崩れることによる軽度の妊娠性歯肉炎の場合は、ブラッシングで治る場合があります。歯茎の中の歯石が原因で歯周病が悪化し出血している場合は、歯ブラシだけでは根本の解決はできません。歯科を受診するようにしてください。
- 子供が生まれたのですが、いつ歯医者さんに連れて行けばいいですか?
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歯が1本でも生えたら、連れてきてくださって大丈夫です。
- 子供と一緒に定期検診を受けることはできますか?
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すずき歯科・矯正歯科では保育士が在籍しておりますので、事前にご相談いただければお子様をお預かりし、その間に親御様の定期検診をすることが可能です。
- 子供の歯並びが気になるのですが、いつ頃から矯正を始めれば良いですか?
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お子様のお口の中、顎の成長具合によって個人差があります。早いお子様ですと、3歳頃から装置の効果を発揮できる場合があります。異常が起きていないかを確認するための定期検診を続けましょう。
- 歯磨きの仕方がわからないのですが、教えてもらえますか?
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親御さんの歯ブラシの当て方や動かし方ひとつで、歯磨き嫌いになってしまうお子様もいらっしゃいます。正しい磨き方をすずき歯科・矯正歯科でレクチャーしますので、お気軽にご相談ください。
- フッ素が虫歯予防にいいと聞きましたが、塗ってもらえますか?
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すずき歯科・矯正歯科では、お子様の定期検診時に無料でフッ化物塗布を行っております。名古屋市では18歳までのお子様は医療費助成制度があり費用が掛かりませんので、ぜひお子様と一緒に定期検診を受けにいらしてください。
- 子供に虫歯ができた場合、何歳から治療が可能ですか?
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無理やりの治療はしませんので、お子様が治療椅子に座って、自発的にお口を開けられるのが第一の目安です。初めての歯医者さんですと、慣れるまでに数ヶ月〜数年の期間が必要な場合があります。以上の理由により、すずき歯科・矯正歯科では、歯が1本でも生えたら3ヶ月おきの定期検診とフッ化物塗布をおすすめしております。