失った歯を、もう一度取り戻したい。
インプラントなら、入れ歯では食べられなかった分厚いステーキ肉も美味しく食べることができます。
インプラントについては、「鈴木歯科クリニック堀田」の歯科医師までご相談ください。
失ってしまった歯の部分を補う方法の1つがインプラントです。
インプラントは入れ歯のように異物感がなく、ブリッジのように前後の健康な歯を削る必要がありません。自分の歯と同じ感覚でものが食べられるため、義歯で不便を感じていたり、健康な歯をそのまま残しておきたい方におすすめです。
鈴木歯科クリニック堀田では、インプラントだけでなくその上にある上部構造において補綴の専門的な視点からアプローチし、インプラント安定後も噛み合わせが原因でインプラントのトラブルが起こりにくい環境を作るように心がけております。
インプラント治療の症例写真 📸
40代男性ストローマンインプラント(2回法)
治療内容 | 左上臼歯部の欠損をインプラントにて治療を行った。 インプラント本体はストローマン製、上部構造はジルコニアセラミックを使用。 |
治療期間・回数 | 3ヶ月、8回 |
ります。 | 費用 ※自由診療となインプラント478,500円 外科用ガイド49,500円 |
リスク・副作用 | 口角の損傷、出血、腫れ、知覚鈍麻、神経損傷のリスク、インプラント周囲炎 |
60代女性ストローマンインプラント(2回法)
治療内容 | 左下臼歯部の欠損をインプラントにて治療を行った。 インプラント本体はストローマン製、上部構造はジルコニアセラミックを使用。 |
治療期間・回数 | 3ヶ月、8回 |
ります。 | 費用 ※自由診療となインプラント478,500円 外科用ガイド49,500円 |
リスク・副作用 | 口角の損傷、出血、腫れ、知覚鈍麻、神経損傷のリスク、インプラント周囲炎 |
30代1回法インプラント
治療内容 | 30代男性、他院での根の治療後の経過が思わしくなくやむを得ず抜歯。 ご本人さまの希望によりインプラント治療(1回法)を行った。 |
治療期間・回数 | 3ヶ月、4回 |
ります。 | 費用 ※自由診療とな385,000円 |
リスク・副作用 | 口角の損傷、出血、腫れ、知覚鈍麻、神経損傷のリスク、インプラント周囲炎 |
インプラント治療の概要
インプラントとは?
インプラントは失った歯の代わりに人工のネジのようなもの(以下インプラント体)を顎骨内に埋入し、それを歯の根っこの代わりとして用いて食事が食べられるようにする治療法です。
また、インプラント体はチタンで出来ており、チタンは人体への親和性が極めて高い酸化チタンで表層が覆われ、顎骨への定着に有効で安全です。
オーバーデンチャーのように義歯の支えとして用いる場合もあります。
インプラントのメリット
- 健康な歯と同じくしっかりと噛める
- 食事を美味しく食べられる
- 発音がしっかりできる
- 他の歯へかかる負担をインプラントも負担するので、他の歯の寿命も伸びる
- 隣の歯を削る必要がない
- 虫歯にならない
入れ歯とブリッジとの違いは?
入れ歯
- 治療期間が短い
- 両隣の歯を削る量がブリッジに比べて少ない
- 手術がいらない
- 保険適応の入れ歯がある
- 金属のバネが目立つ場合がある
- 食事の度に外して洗浄しなければならない
- 食べられるものに制限がある
- インプラントに比べるとしっかり噛めない
- バネをかけた歯に負担がかかる
ブリッジ
- 取り外しが必要ない
- 治療期間が短い場合が多い
- 噛む感覚が自然の歯に近い
- 手術がいらない
- 保険適応のブリッジがある
- 両隣の歯をたくさん削らなければならない
- セラミックブリッジの場合、インプラントと価格が近くなってしまう
- 両隣の支えにしている歯への負担が大きい
インプラント
- 両隣の歯を削らなくても良い
- 義歯と比べると違和感が少ない
- 取り外ししなくても良い
- 自分の歯と同じようにしっかり噛める
- ブリッジができないと言われた部分にも適応できることが多い
- 手術が必要
- 治療期間が長い
- 保険適応外の治療である
- 痛み、出血、上顎洞穿孔、神経麻痺などのリスクがある
- お手入れが十分でない場合、インプラント周囲炎の可能性
治療までのスケジュール(1回法)
初めての方は、健康保険を用いたレントゲン検査、歯周病検査を受けていただきます。より詳しいお話を希望される方は、保険適応外のCT検査と精密診断を受けていただくことが可能です。
① 診査・診断(保険適応外)
歯が抜けた部分と、その周囲の組織を鈴木歯科クリニック内にあるCTレントゲン撮影機器にて精査、内科にて血液検査
② 説明・同意
手術の詳しい内容や麻酔の方法、埋入手順など担当歯科医師から詳しく説明をします。
③ 術前診査
手術の1週間前に最終チェックと、質疑応答の時間を確保し、わからない部分や不安な点が残っていないか確認します。
④ 手術日
当日は体調を整えて来院してください。御来院の前に食事を取ってきていただくとスムーズです。
⑤ 手術後のチェック
インプラント埋入部位の治り具合の確認を行います。
⑥ 上部構造の作成
通常3ヶ月〜6ヶ月でインプラント体の上に乗る「上部構造」製作に移ります。上部構造を装着したら、他の天然の歯と同じように食事をしていただいて構いません。
⑦ 定期的なメンテナンス
インプラントも歯周病に罹患します。苦労して獲得したインプラントを失うことがないよう、定期的に確認と歯周病の対策をしていきましょう。
ストローマンインプラントを使う理由
Straumannインプラントについて
Straumann(ストローマン)は、世界シェアトップクラスで世界70カ国以上、500万人以上の患者さんがストローマン製インプラントの手術を受けています。現在までに合計1300万本以上のストローマン製インプラントが使用されており、その優れた製品特性および長期的な安全性を示す豊富なエビデンスにより、世界中で高い信頼を得ています。ITI(International Team for Implantology)の協力により、学術的に検証も行われています。
スイスは精巧な時計を作ることで有名ですが、Straumannは、そのスイスのバーゼルで60年以上の歴史のある会社で、品質・精度・性能全てにおいて高水準であるインプラントです。
鈴木歯科クリニックでは、ガイデッドサージェリー(ガイドを用いたインプラント手術)の安全性や、患者さまに合わせて選べる豊富なインプラントの種類とサイズ、Straumann製インプラントの長年の実績を鑑みて、通院されている患者さまへのインプラント治療(2回法)に使用することを決めました。
鈴木歯科クリニックは、ストローマン社の「ストローマンパートナーズ医院」です。
ガイデッドサージェリーについて
インプラントを埋入する方法としては2種類あり、フリーハンドによる埋入とサージカルガイドを用いた埋入があります。
どちらにもメリットデメリットがあり、サージカルガイドは事前に作成した「道」に沿ってドリルを誘導するため骨幅が十分にない場合に正確な位置にインプラント体を埋入できる可能性が高くなります。
ただし、ガイド作成には事前のCTや別途模型や専用のソフトを使った計算が必要なため費用が5万円前後かかるデメリットもあります。
インプラントの術式
鈴木歯科クリニックのインプラント治療
鈴木歯科クリニックでは、1ピースタイプは京セラとAQBのインプラントを採用、2ピースタイプはストローマンインプラントを採用しております。
1ピースタイプインプラントは、手術が1回で済むために患者さまの身体への負担が少ないのが特徴です。
2ピースタイプのインプラントは、外科手術が2回必要にはなりますが、感染しやすい基礎疾患をお持ちの方や、インプラントを埋入する方向に制限がある方に向いています。
鈴木歯科クリニックでは、患者さまのお口の中の状況や、反対の歯との関係性、生活習慣を考慮した上で、インプラント体の選択をご提案します。
かぶせもの(上部構造)は、基本的にジルコニアを採用しており、医院専属の技工士がお一人おひとりに合った被せ物を丁寧に製作します。
1ピースタイプの術式
①麻酔、ドリリング
表面麻酔(ゼリータイプ)で歯ぐきを痺れさせた後、浸潤麻酔を効かせます。
麻酔がしっかり効くのを待ってから、インプラントを埋入する場所にドリルで穴をあけます。
②インプラント体埋入
あけた穴に、インプラント体を回転させながら埋めていきます。
この時も、痛みはありません。
③縫合
歯ぐきを切った場合は、縫合をして手術は終了です。
噛まないように気をつけながら生活をして頂きます。
この状態で、3ヶ月以上安静にすることによって、インプラント体と骨がくっついていきます。
④型取り
インプラント埋入手術から3ヶ月以上経過した後、状態がよければ被せものの型取りを行い、セラミックの被せものを作成します。
⑤被せもの装着
通常2週間程度で、セラミックが完成します。
装着後、噛み合わせの最終確認と調整を行います。
お帰りいただいたら、すぐに食事をしても大丈夫です。
インプラント治療費の詳細
初診時は、インプラントのご相談だけでなく、周りの歯の健康状態の確認の必要性、ブリッジや義歯の説明やご提案の可能性もあるため、はじめに保険診療での歯周病検査や治療、レントゲン検査を行い、口腔内の状態を安定させます。この際に、簡単なインプラントのカウンセリングも行います。
保険治療終了後に、インプラント手術に必要な精密検査(CT検査)を行います。
骨の状態によっては、紹介状にて専門機関のご紹介を行うことがあります。(保険診療で約750円)
インプラント本体部分 | 242,000円 |
上部構造費用 | 被せものの種類により異なる |
計画立案(1本あたり) | 33,000円 |
模型作成料金 | 2,200円 |
追加のカウンセリング料金(15分) | 7,700円 |
例えば、インプラント+ジルコニアクラウン=38.5万円となります。以上は1回法のインプラント埋入手術の一例です。医療費分割払いの制度をご利用いただくと、月々7000円〜のお支払いでインプラント治療を受けていただくことが可能です。
ストローマン2回法を用いた手術は、アバットメントなどが必要になるため、別途料金表ページをご覧ください。
医療費控除
インプラント治療は医療費控除の対象となります。
医療費控除とは1年間で10万円を超えた医療費が控除額となります。
例えば、治療費60万円であった場合、
インプラント費用60万円-保険金0円-10万円=50万円
50万円が医療費控除額となります。
「医療費控除額に所得税税率をかけた額」が実際に返ってくる金額であるため、
所得税率20%の方は、この控除額50万円に20%を掛けた10万円が戻ってくることになります。
また、交通費も医療費控除の対象です。
治療のための通院費も医療費控除の対象になります。小さいお子さんの通院に付添が必要なときなどは、付添人の交通費も通院費に含まれます。通院費は、診察券などで通院した日を確認できるようにしておくとともに金額も記録しておくようにしてください。通院費として認められるのは、交通機関などを利用したときの人的役務の提供の対価として支出されるものをいい、したがって、自家用車で通院したときのガソリン代や駐車場代等といったものは、医療費控除の対象になりません。
国税庁HP No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例
インプラントを長持ちさせるために知っておきたいこと
CT撮影をする目的と利点
インプラント手術は、骨の中にインプラント体(人工歯根)を埋め込む手術です。
実際には埋める骨の厚み、長さを正確に把握することでより安心安全な手術を行うことが可能です。また顎の中には、下歯槽管や切歯菅と呼ばれる太い神経や動脈があります。それらを傷つけることなく狙い通りの場所に埋め込むにはCT撮影は必須と言ってもいいでしょう。
鈴木歯科クリニックは、CTレントゲン撮影機器を完備しており、術前に撮影を行い治療の可否やインプラント埋入部位の骨量のチェック、埋入方向の確認を行い安全性の高い手術をご提供しております。
鈴木歯科クリニックでは、CT撮影は料金に含まれていますので実際に撮影した画像を見ながら解説いたします。
手術後、噛めるようになるまで
インプラント(人工歯根)はその名の通り根っこですから、その上に白い歯を被せる必要があります。 しかしながら手術後のインプラントはまだ骨と定着していませんので、安定するまでは安静にしなければなりません。
骨とのしっかりとした結合をオッセオインテグレーションと言いますが、確実なオッセオインテグレーションが得られるには下顎では3ヶ月ほど、上顎では4~6ヶ月ほどかかるとされています。
歯周病がない健康なお口の場合はその限りではありませんが、鈴木歯科クリニックでは歯周病検査の結果に合わせて確実な骨への定着を得られるようケアを行いながら経過を丁寧に追うようにしています。
インプラント部のお手入れについて
インプラントの部分はご自身の歯と同じように噛むことができる反面、毎日の丁寧なケアが必要になってきます。
お手入れがおろそかになってしまうと口臭や後述のインプラント周囲炎といった病気を引き起こしま す。
毎日のお手入れと歯医者さんでの定期的なケアを欠かさないようにしましょう。 通常のブラッシングに加えて歯間ブラシによるインプラント下部の清掃が大切です。
インプラント周囲炎とは
せっかく入れたインプラントがグラグラと揺れて、ダメになってしまう…インプラント周囲炎は歯に対する歯周病と同じくインプラントに起こる周囲組織の炎症ならびに歯槽骨の喪失を指します。
ここではその原因と治療法について説明していきます。
インプラント周囲炎の原因は歯周病を引き起こす歯周病菌です。お口の中のケアが不十分な場合、インプラントの根本で菌が増殖し周りの骨を溶かしながら深いところへと侵入していきます。
健康な歯は歯根膜と呼ばれる生体の膜が存在していますが、インプラントは骨に直接埋まっているため進行が健康な歯よりも早く、しっかりとした管理が大切なのです。
その他のリスクファクター
- 糖尿病
- 喫煙
- 歯ぎしりなどの咬合性外傷など
インプラント周囲炎は細菌感染ですので、まずは炎症を起こしている部分を治すことが最優先となります。
歯医者さんでのプラークコントロールや歯磨き指導、抗生剤の投与など、インプラント部分だけでなくお口全体でケアを徹底することが必要です。
糖尿病・喫煙は治癒を妨げる大きな要因ですので、循環器内科・喫煙外来などと協力してトータルで治療に当たります。炎症が起こっている部分をデブライドメント(除去)、歯肉・歯槽骨の再生療法を併用し治療を行う場合もあります。
鈴木歯科クリニックでは、再生療法・歯周外科手術も行える歯周病の専門のドクターが常勤しております。
インプラント治療でよくある質問
- インプラントで食べられないものはありますか?
-
ご自身の歯と同じように噛めますので、特に制限はありません。
- インプラントは一生もちますか?
-
個人差がありますので一概には言えませんが、インプラントメーカーの製品保証期間は長いものでも10年となっています。定期的な検診を行い、インプラント周囲炎を予防しましょう。
- インプラントで噛めるまでに初回から何回通院が必要ですか?
-
初診時の全体の検査で健康であれば、合計8回程度でインプラントで噛めるようになります。他に虫歯や歯周病、不正咬合などがあれば治療がそちらの治療を優先して行っていきます。
- インプラントのお手入れはどうすればいいですか?
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ご自身の歯と同じように歯ブラシを毎日行い、定期的な歯科検診をしていただいております。
- インプラントを入れているが、フッ素入り歯磨き粉を使っていいか?
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他にご自身の歯があれば、フッ素入り歯磨き粉は虫歯予防効果がありますので、新たな虫歯ができないように使用を推奨しております。